自由に楽に息を吸う

きょうだい児で福祉職女子。思うことを自由につらつらと。

薄情でしょうか

まさに今日起きたことを。

 

わたしは友人と夕食をとるために出かけていました。

本来なら週末の夜はわたしが父の介護当番(平日は仕事があるため)なのですが、友人と久しぶりにゆっくりお喋りしたくて、弟に代わってもらっていました。

貴重な週末の夜です。

 

母から電話がかかってきました。

母は姉と外出しているはず。嫌な予感。

出先で姉が不穏になったから車で迎えに来てほしいとのこと。

電話の向こうで姉の騒ぐ声。また、死ぬ死ぬと騒いでいるのか。

ヘルプ要請が来るということは母の手に負えないということで…。

わたしは友人との時間を切り上げて、車を飛ばして迎えに行きました。

途中何度か電話をしたら、ショッピングセンターの屋上駐車場にいるという。飛び降りるつもりで上がったのかなと思いました。

 

死にたいなら人に迷惑をかけずに死ねばいいのに、と思うわたしは薄情でしょうか。

母を、周りを困らせるのはやめてほしい。

 

30分ほどで現地に着いた時には、警備員さんがついていてくれました。

ひとりじゃ手に負えなかったら警備員さんに助けを求めてねと母に電話で伝えていましたが、あれだけ騒げばそりゃ警備員さんも駆けつけるよな…。

 

とりあえず車に乗ってもらい家へ帰りました。

しばらくした今、姉はケロッとして母とテレビを見てお喋りしている。

わたしはプライベートをふいにしたのに。

当の本人からはお礼のひとつもない。

母から詳細を聞こうと思ったけど、それを姉が聞いてまた不穏になったら睡眠さえ奪われるのでもう聞かない。

 

そりゃ死なれたら困りますけど、わたしにだってわたしの人生があるよ。

死にたいなら勝手に、ひとりで死んでくれと思う。

今回はいっそ警察のお世話になって、病院に搬送されればいいのにとも思いました。

薄情でしょうか。

 

 

こんなことがたびたびあるので、参ってしまいます。

感謝も詫びもない。

そんな相手をフォローし続けろと?

わたしには無理だ。

母にとっては娘だから、やはり大事でしょうし世話を続けるのでしょう。

でもわたしも同じ娘だ。

同じように愛されたかった。そんなこと、あんなに必死に姉のことを世話している母には言えない。

 

 

きょうだい児の抱えるジレンマは深い。