自由に楽に息を吸う

きょうだい児で福祉職女子。思うことを自由につらつらと。

きょうだい児

家族

父の介護に外のサービスを入れたがらない母も、そんな母を独占しようとする姉も嫌いだ。 弟はひたすら、被害者だ。 そこから抜けようとしているわたしも加害者だ。 姉は退院してきてから、以前と変わらない生活をしている。 家で引こもる。何もしない。母が…

あるきょうだい児ブロガーさんのこと

わたしがこのブログをつくろうと思ったきっかけをくださった、きょうだい児さんのブログ。 なくなっていました。 削除されたのでしょうか、もう知るすべがないのでどうしようもないことなのですが、気になります。 彼(もしくは彼女)の本音が綴られた文章は…

親との関係

辛かったこと。 わたしが中学生に上がるくらいのころだったかな。 年頃の娘さんを持つ親御さんはお分かりかもしれませんが、下着、ブラジャーを購入するようになるころです。 わたしも同様に、ブラジャーを買いたい、と思いました。 周りの友人はお母さんと…

退院が近づく

姉の退院の話が出ています。 入院してから、そろそろ3か月。 外出許可、外泊許可が出ました。数回、母と一緒に出掛けています。 そのうち一度はうちにも帰ってきました。一泊はせず、数時間。 まだ状態は不安定なので、母が張り付いて過ごしました。 次はう…

犠牲になるきょうだい

弟は母へ、将来姉の面倒はみられないと話しているそうです。 そのことを母から聞きました。 弟がそれをはっきり母へ伝えられていることに安心しました。 弟も学生時代から学校を休みがちでした。 外で働くのは、不安なようです。 今は、うちの自営業を弟がや…

入院

姉が入院しました。 このところ調子が不安定で、母へぶつかる頻度が増え、騒ぐ頻度が増え。 わたしも職場に残って仕事をしているとき、母から「姉が暴れているから早く帰ってきて」とヘルプの電話を受けたりもしました。 結果、姉は自分で警察を呼び、病院へ…

ラブホの上野さんの相談室より

【お悩み相談第24回】知的障害の妹と統合失調の母 | ラブホの上野さんの相談室 少し前の、ラブホの上野さんの記事です。 この相談者さんもきょうだい児。親御さんは精神疾患を患っている。 29歳という年齢、きっといろいろ苦悩されていることと存じます。 …

きっかけは。

わたしがパニック障害のことを家族にだけは絶対に言わない理由。 姉がいまのようになる最初の始まりが、パニック障害だったから。 いや、始まりは不登校からだったかな。 当時、わたしは親から詳しく聞かされていなかったし姉とそのことを話すなんて状況じゃ…

今思っていること

この歳になって思うのは、どこかで違う選択をしていたら、今みたいな自己否定まみれの自分にならないですんだのかなっていうことです。確かに改めて自分のこれまで過ごした環境を振り返ってみると、ちゃんと親とぶつかることもなく、苦しいときも息をひそめ…

父と弟のこと

父の日でしたね。 わたしの父親は同級生の父親たちに比べれば高齢で(母との年の差が10歳以上)、わたしが幼い頃から持病の治療をしながら働いていました。 わたしが高校生の時に継続した医療が必要な状態になり、今もそうです。 わたしが社会人になり少しした…

渡瀬悠宇さん

先日、漫画家の渡瀬悠宇さんが、ブログにこのようなことを綴っておられました。 うまく言えぬが、きょうだい児。|https://ameblo.jp/wataseyuu/entry-12377877028.html わたし、「ふしぎ遊戯」がとても好きで、連載されていた当初は夢中になって読んでいまし…

空耳に苦しむ

夜、部屋の布団に入っている時なんかに、風の音とかテレビドラマの背景音とか、どこかの猫の鳴き声とかに、ドキッとしてヒヤッとします。 姉が不穏のときの泣いたり叫んだりしている声に聞こえてしまうんです。 お風呂に入っていてもそう。 シャワーを止めて…

ついてまとう

未だに、友人に言われるんです。 一番上だと思ってたって。 そりゃそうですよね、姉がいるなんて話しませんでしたから。 兄弟いるの?という質問が、いつも怖いのです。 何してるの、いくつ違いなの?仕事は? 深くつっこまれませんようにと祈りながら、最低…

転機

わたしにとっての転機は、2年前のパニック障害発症と、主治医との出会いだったと思います。 それまでは姉のことも父親の介護のことも誰にも言えず、一番負担を背負っている母親にももちろん苦しいなんて言えず、ひたすら悶々としながら耐えていました。 家族…

薄情でしょうか

まさに今日起きたことを。 わたしは友人と夕食をとるために出かけていました。 本来なら週末の夜はわたしが父の介護当番(平日は仕事があるため)なのですが、友人と久しぶりにゆっくりお喋りしたくて、弟に代わってもらっていました。 貴重な週末の夜です。 …

きょうだい児として思うこと

わたしが「きょうだい児」という言葉を知ったのは、最近でした。 高校で介護福祉、大学ではソーシャルワークを学びました。 国家資格を取得後、介護保険の現場で働いてきて、数年前、ケアマネジャーの資格を取りました。 今は、障害を持つ大学生の支援に携わ…

合理的配慮とは

今、社会は合理的配慮のしくみを整えようと動いています。 障害(わたしは表記にこだわりがないので、「障がい」ではなく法令等で記される「障害」を使用しています)を持っている人が、それにより不利益をこうむることなく過ごすための手立てです。 例えば…

自分のこと

わたしは30代女性です。今年、結婚して家を出て、飛行機を使わないと行けない場所へ引っ越す予定です。 わたしの育った家は、機能不全な家庭でした。 小学校高学年ごろ、二つ年上の姉が精神疾患を発症しました。不登校になり、引きこもりになり、父親を強く…