自由に楽に息を吸う

きょうだい児で福祉職女子。思うことを自由につらつらと。

親との関係

辛かったこと。

わたしが中学生に上がるくらいのころだったかな。

年頃の娘さんを持つ親御さんはお分かりかもしれませんが、下着、ブラジャーを購入するようになるころです。

わたしも同様に、ブラジャーを買いたい、と思いました。

周りの友人はお母さんと買いに行ったりしたのだそう。

わたしもそうしたかった。

でもちょうどその時期は姉が不安的になり母がほぼ付きっきりで過ごしていたので、言い出すことができませんでした。

すごく悲しかった。

 

いま思えば、とりあえず言うだけ言ってみたらいいのに、と思うのだけど、既に諦め感を身につけていたんでしょうね。言えませんでした。

言いたいのに言えませんでした。

 

結局どうしたのかあまり覚えていませんが、お金だけ貰って、自分で買いに行ったんだったと思います。

 

大人になった今思えばどうってことのない話なのかもしれませんが、中学生なんです。

どんなに複雑な思いだったろうなあ、と今も思います。

確か、生理用の下着のことも同じように悩んでいた気がします。

 

当時の母親は、わたしのこんな情緒の動きにも気付けなかったのです。

次女なのだから前体験があったはずなのに、それでも構う余裕がなかったのです。

もしわたしがいつか娘を持つことがあったら、何があっても親としてケアをしてあげたいです。

不安で仕方がなかったと思うのです。

同級生、周りの友達はもうブラジャーをしているのに、ときっと思っていたはずです。

一切口にせず堪えさせ、お金だけ渡して自分で解決させてしまうなんてこと、わたしはさせたくないです。

 

その結果が今のわたしだから。

 

大人になっても姉ばかりが優先され、金銭面でも恐ろしく融通をきかせ、親の介護にも一切関わらずにいる。

お願いだから、それらがもし済んだあとは自分のことは自分で片をつけて欲しい。

親のお金も時間も、好き放題独占してきたでしょう。

 

結局わたしは、親に愛されたかったのです。

明らかな格差を感じながらしょうがないと飲み込んできたけど、本当は同じように愛されたかっただけなのです。

 

その問題と物理的距離を置くことができれば、きっと心穏やかに過ごせるはず。

見えないところへ逃げてしまえば。

 

悲しいですが、そうすることでしか心の平穏を保てそうにありませんでした。

逃げてしまってごめんなさい。